4日目
「リーヴィ!」
彼を呼んで、ぎゅうっと抱きついて、離れた。さすがに毎日は疲れるだろうから、今日は自分から早めに、が目標だ。
というか、ここ最近たくさん愛されたからか、実はけっこう満足してしまっている。そもそも愛が足りていないわけでもないのに、その上に愛が加算されていたのだ。幸せ度が振り切れている。
さて戻ろうと背を向けると、上から大きな腕に捉えられた。
「……もういいのか?」
その声が残念そうに聞こえるのは、気のせいではないと思う。
「ねえリーヴィ、愛してくれる?」
振り返って言うと、彼は嬉しそうに頷いた。